アメリカ 歯医者 保険無し 1
歯医者についてのお話。
2021年1月後半、私は彼氏の住むハワイに行きました。
パンデミックです。はい、こちらもアメリカ国内でも行くのも色々大変なので体験をお話ししたいなと思いますが、また来月行く予定なので、別の機会に。
最終日の夕方、カカアコ地区にある肉屋さん経営のバーガーショプでハンバーガーとスペアリブをオーダー。待っている間、ビールも買いに行って、先に乾杯。そして、はい、待ってましたの肉厚バーガーを一口頬張ると、何やら硬いものが。肉屋経営なので、軟骨でも入っていたのかと思って手にとってみて、私の頭は一瞬真っ白。だけど、瞬時にして状況が呑み込めた。20数年前の出来事が蘇りました。長くなるので省きますが、昔に半分取れた歯が今になって、完全に取れてしまったわけです。(考えて見れば、よく頑張った。先週まではりんごも丸かじり全然平気だったんだから)
そして、どうしようもなく、彼に告げました。歯が抜けたことを。乙女の前歯が。
しかも、本当にすっぽりです。一部がかけた、とかではありません。根元からポッキリ。
ただの歯抜け。まるで乳歯の抜けた子供のような。
見せろと言われても、見せたくない‥でも見せないで一人で抱えるのも不安。はい、見せました。すっごい嫌だった。マジで。縁距離恋愛中だから一緒にいる時は綺麗でいたいじゃないですか。。。😅 正反対。最低。。
私は今ハワイー、保険もないー、いくらかかるんだー? NYに到着の翌日はビデオ収録のパフォーマンスがあるー、ああ、どうしようーーーー。
彼の一言、”とりあえず、食べて。終わったら考えよう” ‥
まじか‥苦笑 (私の心)
サーフィン後の超腹減りまくりだったけど空腹感なんてもうないです。歯が抜けたんですよ、アタシ。間抜け顔なんですよ、アタシ。そして最後の夜なんですよ、私達の😢 ああ、やっちまったー。
これでまずは乾杯。彼の大好きな1本15ドルくらいもするビール。高いぜ。
この数分後に悪夢が待ち受けているとは。この時の私に戻りたい。。。
この右側のハンバーガーです。
こいつとリブを半分こづつして楽しもうと思ってたのですが全く味わえず‥
その日は土曜、そしてすでに夕方。さらに、パンデミック中、ハワイもほぼ普段もクローズしてるところが多い時です。そして翌日日曜の夜に私はハワイを出発予定。もう途方にくれるしかなかったです。
ですが、その後、ドラックストアに行き、接着剤があればと探しに行きましたが 残念ながら置いてなく、とりあえず、保存するのに牛乳がいいとのことで牛乳を購入。
帰宅後は、飲め飲め、酒に溺れるしかない、と泡ボトルを開け、でもでも、と一応歯医者を探す
幸い、知人に聞いたDr.UMEDAという先生のウェブサイトにあった連絡先にダメもとで連絡を入れてみると翌日朝9時に彼のオフィスを開けて診てくれるということに!! もうワラにもすがる思いでした。
翌日、ハワイのドンキ近くにあるオフィスにて診ていただきました。
日系の先生でほんの片言ですが日本語をお話になるようでした。とても感じのいい初老の先生です。先生の奥さんが受付、プラス アシスタントの方もいらっしゃってくれ、丁寧に説明していただきましたが、まだ私はパニックっている状態、しかも昨晩の酒もあり、頭の回転が遅い、そして何が一番最良なのかよくわからなくなってしまったのですが、私がしてもらったこと。
歯はそのまま。(抜けたまま)
人と会う時等、歯があるように見えるマウスピースを作成。インビザラインのような透明なマウスピースにフェイクの歯を一本埋め込んでいるものなので、食事の時には外して食べなくてはいけません。NYに帰ったら歯医者を探してゆっくりちゃんとインプラントなり治療してもらう、ということにしたのです。とりあえずそれがあれば、パフォーマンスも人と対面で会話するのでも歯があるように見える、というもの。
ただ実際は歯が抜けている自分を嫌でも感じなければいけないので、または鏡で見ることになるので、気分的に慣れるまでかなりのストレス、を感じてましたね。
アメリカの歯医者は高い、医療費は保険がなければ大変な額と聞いていたので、お会計は恐ろしかったのですが、なんと、590ドルでした。そのうち240ドルくらいは時間外診療のだったので、良心的だった気がします。かなり痛い出費には変わりませんが、露頭に迷うくらいではないし、とりあえず歯があるように見えるオプションが与えられたんですから。笑
(もちろん日本で歯医者に行って払う額と比べるともちろんとってもとっても高いですが)
翌日NYに戻って、先生にいただいた今後の治療についてのアドバイスが思い出せず、ご迷惑になるかと思いましたが、大事な前歯のこと、ダメ元で聞くだけ聞いてみようとテキストで連絡を入れたのですが、本当に丁寧な先生の見解の返信を頂き、とても心強く思い、感謝しました。
その後先生ご推薦の歯医者さんのオフィスには電話を入れてみたのですが、コンサルタント費用も高く、行ってもうーーん、きっと私は値段で決断出来なさそうだな、と断念しました
ちなみに、NYで歯医者に行く場合、コンサルタント費がまずかかります。
こちらは歯医者のオフィスによって値段は異なりますが、大体125ドルから250ドルくらいになるようです。
(これ、ネックですよね。好きな歯医者がどうか見極めるのにもお金がすごくかかる。話を聞きたいが気軽に聞きにいけない。行く前にも選ばなければいけないなんて。)
そして、気をつけなければいけないのが、このコンサルティング費にレントゲン代が含まれている場合と別料金の場合があります。
例えば コンサルティング費が100ドルで安いな、と思っても、そこにレントゲン代がさらに50ドル、または75ドルとそれも病院によって変わりますし、コンサルティング費が200ドルでもその中にレントゲン代を含む場合もあれば、別な時もありますので、必ず確認しましょう。
ちなみに私が電話をいれたところ、(今回は日系のところには連絡を入れていません)
マンハッタンの数件ではコンサルティング費が175ドルを越えるところがほとんどでした。
250ドルプラスレントゲン、というところも。 レントゲンはそれぞれの病院によって違いました。レントゲン代は50ドルから125ドルと病院によってまちまち。(ちなみハワイでは30ドル以下でした)
クイーンズでは125ドルにレントゲン代も含まれていたり、うちの近所の歯医者はコンサルティングは無料だけど、レントゲンは75ドル、先生の診察代として45ドルです、というところもありました。
とりあえず、私の最新歯医者経験、その1でした。
この続きはまた次回。
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